音楽とネットワークの親和性は,かけがえのないものだ。否,音楽とは最初からネットワークのなかで生きるために,今まで生き永らえてきたもの,かもしれない。
ソニックブルー社は,「リオ・アドバンスド・デジタル・オーディオ・センター」を発表した。40GBのハードディスクを内蔵し,家中のデジタル機器に音楽を配信する音楽サーバーだ。CD650枚分の音楽を収容し,USBイーサーネットアダプタなどで音楽を配信する。
自分の家に思いっきり音楽を蓄えられる音楽サーバー。これで常に音楽を流し,家の中の至る所にレシーバーを配置し,という環境はどうだろう? ほぼ24時間,MP3ラジオのためにパソコンを立ち上げている私としては,このリオの新製品にも,MP3ラジオ受信の機能を付け加えてもらいたいものだ。それで,完璧だ。
何度でも云うが,MP3を厭う人間は,音楽を愛していない人間だ。なぜ,家の中に音楽サーバーがあることが尊く愛おしいのか。なぜ,MP3ラジオへ接続していないと物足りない気分がしてしまうのか。なぜ,ファイル共有ソフトはどんなファイルでも共有できるのにMP3を大事なアイテムとして扱うのか。答えはみんな,知っている。知らないのは,MP3を根絶しようとする頭のおかしい,キチガイの集まる音楽業界だけだ。
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